​写真談話室もとはし 基礎講座 <Basics and Philosophy>

1 まずは写真を撮りましょう

1d 週末は早起きしてみましょう

⚫透明な朝の光は写真を撮るのに最適な光。

⚫太陽の光は時間によって色と角度が変わっていく。

⚫夕方の光も朝と同じ「斜光」なれど、色が極端に変わるので難しい。

⚫肌身離さずカメラを持って、朝の散歩を習慣にしてみよう。

 

写真を撮るなら朝の光で

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写真を撮るために外に出かけてみるとして、じゃあ一体いつ出かければいいのでしょうか? 

もちろん、思い立ったが吉日、とばかり、今すぐ出かけてみても全然かまわないのですが、たとえば金曜日の夜に「明日は写真を撮りに出かけよう」と思ったなら、その日はちょっと早寝して、翌日は夜明けと同時くらいに出かけてみてください。

 

なぜなら、朝の光は写真を撮るのに最適な光だからです。

どんな高価なライティング装置より、朝の光は世界を透明な明るさで照らしてくれます。朝の散歩が爽やかなのは、新鮮な空気とオゾンのおかげだけではなく、目にもその光が透明で魅力的に映るからなのです。

太陽の光は刻々と変わるもの

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太陽の光に色がある、と言ったら意外に思われるかもしれません。

蛍光灯や白熱球の光には色がある、というのはなんとなく実感があるかもしれないですが、太陽の光にも確実に色があって、しかもそれは、時間帯によって刻々と変わっていくのです。

 

また、いうまでもなく太陽は動いています。

朝、東の水平線から上がった太陽は、正午にはほぼ真上に達し、夕方から夜にかけて西の空に沈みますね。

当たり前の話ですが、写真を撮る人間にとっては、それは巨大なライティング装置が天空を刻々と移動していることを意味します。

それはどういうことかというと、一日の中で光の角度がどんどん変わっているということなのです。

上の写真で、手水場の水面を見ていただくとわかるように、斜め上から差し込む朝の光によって、水面の波紋がくっきりと見えています。

斜めの光は、照らされる物体の表面のテクスチャーをはっきりと見せる効果があるからです。それによって、水の質感が写真としてよく見えるのです。

 

朝の斜めから差し込む光によって、なにげない被写体が魅力的に見えることがあるのです。

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トワイライトも魅力的だけど

斜めの光といえば、もちろん夕暮れ時も魅力的な斜光の時間帯です(ワタシ個人的には大好きな時間帯です)。

ただし、時間によって色を変える太陽光は、夕暮れ時には朝よりずっと黄色がかってきます。

 

もちろん、それによって独特なドラマチックな写真が撮れることもありますが、それはちょっと上級な心得が必要な時間帯でもあるのです。

 

オールマイティに写真の勉強をしたい、という段階であったら、まずは朝の光で写真を撮ってみることから始めるのをお勧めします。

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カメラを持って散歩してみましょう

朝にせよ夕方にせよ、まず大切なのは「カメラを持って出歩いてみる」ことです。

肌身離さずカメラを持ち歩くこと、そして「いいな」と思った瞬間には素早くシャッターを切ってみること。そのためにはカメラの操作に慣れていなければいけませんし、その時々の時間帯に合ったカメラ設定を理解していなければなりません。

 

そのための第一歩として、まずはカメラを持って朝の散歩、を新しい習慣として始めてみてはいかがでしょうか。そこには、必ず新しい発見があることを保障します。